君のいない場所で私はどうしてると思う?
第5章 いろいろな色
#6 ドキドキの病室
*そして数日後
ガチャン
「ひーなーおはよ!」
「おはよ」
「相変わらずの挨拶だなぁ、もっと元気だしてよ!」
いまそれどころじゃないんだってば、、。
わかってよ。
今日から斎藤が欠席する日。
私はしばらく斉藤といるのが当たり前だったから今はスゴく寂しい
正直言ったらゆきだって他の子と遊んでるし。
やっぱり学校はつまんない。
いや、斎藤がいないとつまんないんだ。
やっぱり好きだな。
*
キーンコーンカーンコーン
「これで5時間目終わり今日は水曜日だからあと5分後に帰りの挨拶するから座っててね」
「はーい」
あーあ、やっぱりつまんない。
授業中、本読んでたけどやっぱり斎藤を気にしすぎて集中できない。
でもこの後会える。
昨日の夜中斎藤から電話かかってきた。
びっくりしたけどいつものように接してみると
斎藤から入院する病院を教えて貰った。
さっきLINEの通知が斎藤からきていて、見てみると
号室も書いてあったからこれで後で斎藤に会える。
そう思うと嬉しくて仕方ない。
けどまた今日正確な余命を発表って言ったら大げさだけど
余命を告げられる日。
だから本当は行きたくないけど斎藤に会うためならどこにでも行く。
それくらい斎藤のことが好きだ。
*
「えっと、、ここ、、かな。」
やっと学校も終わってゆきと帰る約束は断ってきた。
それにしても、斎藤がこの中にいるのか。
怖いな。
なんか。
開けたくない。
開けたら余命を聞くことになるから。
君がいなくなるのが近づくから。
一日でも多く傍にいたい。
コンコン
「はい」
中からは少し苦しそうな斎藤の声がする。
ガラガラ
「斎藤…」
「あ…」
いつにも変わらず素っ気ない返事。
けど斎藤らしい。
「今日ね、学校から走って来たんだよ?」
「そうなんだ」
「うん。心配だったから」
「ありがとう…心配…してくれて。」
「ううん、斎藤のことなら心配して当たり前」
「なんで?」
そう聞かれたらちょっと困るな。
好きな人だから以外にないし。
ここはなんて言えば良いんだろう。
「おバカだから」
あーあ、また可愛くないこと言っちゃった。
なんで私ってこんな可愛くないんだろう。
斎藤の方がよっぽど可愛いよ。
「え…?」
私はおかしくて笑いそうになってしまう
「ブッ…あははははっ…なにその顔」
「普通の…顔だけど」
「やっぱり面白い」
「あはっ」
あ、斎藤が笑ってくれた。
初めてだな。
わたしのまえでわらってくれたの。
やっと笑顔が見れた。
「斎藤、笑った顔も可愛いね」
「そんなことない」
「私女子力のかけらもないからうらやましいよ。」
「はやしは女子でしょ?」
「そうだけど、斎藤は顔が可愛いから」
「そんなこと…無いと思う」
「斎藤、いつも素っ気ない返事するね」
「そうかな」
本人も自覚してなかったんだ。
けどこうやって仲良くなっても冷たいのは私だけが良いな。
ガチャン
「ひーなーおはよ!」
「おはよ」
「相変わらずの挨拶だなぁ、もっと元気だしてよ!」
いまそれどころじゃないんだってば、、。
わかってよ。
今日から斎藤が欠席する日。
私はしばらく斉藤といるのが当たり前だったから今はスゴく寂しい
正直言ったらゆきだって他の子と遊んでるし。
やっぱり学校はつまんない。
いや、斎藤がいないとつまんないんだ。
やっぱり好きだな。
*
キーンコーンカーンコーン
「これで5時間目終わり今日は水曜日だからあと5分後に帰りの挨拶するから座っててね」
「はーい」
あーあ、やっぱりつまんない。
授業中、本読んでたけどやっぱり斎藤を気にしすぎて集中できない。
でもこの後会える。
昨日の夜中斎藤から電話かかってきた。
びっくりしたけどいつものように接してみると
斎藤から入院する病院を教えて貰った。
さっきLINEの通知が斎藤からきていて、見てみると
号室も書いてあったからこれで後で斎藤に会える。
そう思うと嬉しくて仕方ない。
けどまた今日正確な余命を発表って言ったら大げさだけど
余命を告げられる日。
だから本当は行きたくないけど斎藤に会うためならどこにでも行く。
それくらい斎藤のことが好きだ。
*
「えっと、、ここ、、かな。」
やっと学校も終わってゆきと帰る約束は断ってきた。
それにしても、斎藤がこの中にいるのか。
怖いな。
なんか。
開けたくない。
開けたら余命を聞くことになるから。
君がいなくなるのが近づくから。
一日でも多く傍にいたい。
コンコン
「はい」
中からは少し苦しそうな斎藤の声がする。
ガラガラ
「斎藤…」
「あ…」
いつにも変わらず素っ気ない返事。
けど斎藤らしい。
「今日ね、学校から走って来たんだよ?」
「そうなんだ」
「うん。心配だったから」
「ありがとう…心配…してくれて。」
「ううん、斎藤のことなら心配して当たり前」
「なんで?」
そう聞かれたらちょっと困るな。
好きな人だから以外にないし。
ここはなんて言えば良いんだろう。
「おバカだから」
あーあ、また可愛くないこと言っちゃった。
なんで私ってこんな可愛くないんだろう。
斎藤の方がよっぽど可愛いよ。
「え…?」
私はおかしくて笑いそうになってしまう
「ブッ…あははははっ…なにその顔」
「普通の…顔だけど」
「やっぱり面白い」
「あはっ」
あ、斎藤が笑ってくれた。
初めてだな。
わたしのまえでわらってくれたの。
やっと笑顔が見れた。
「斎藤、笑った顔も可愛いね」
「そんなことない」
「私女子力のかけらもないからうらやましいよ。」
「はやしは女子でしょ?」
「そうだけど、斎藤は顔が可愛いから」
「そんなこと…無いと思う」
「斎藤、いつも素っ気ない返事するね」
「そうかな」
本人も自覚してなかったんだ。
けどこうやって仲良くなっても冷たいのは私だけが良いな。