君のいない場所で私はどうしてると思う?


「そーいえば今斎藤とはどーなのよ」

「んー、ちゃんと毎日LINEしてるよ」


私は恋をしたら、人によるけど積極的になる。

好きだと確信したその日の夜に私は斎藤のLINE追加をした。

私から話かけみたらあっちからは意外な返信が返ってきて
それから好きが増していく日々だった



そーいえば今日出た時間ヤバかった気がする…。

念のため時間確認してみよ。


「…っ?!」


時計に示してあった時間はとんでもない時間を示していた。

本当は8:35に席についてなきゃいけないんだけど、、


「りんっ!時間ヤバいって!」


あーどうしよう。遅刻だ。

これで今年の遅刻何回目だろう、、。

受験生にも関わらずこんなに遅刻するなんて思ってなかった、、。

私ってなんでこんなにバカなんだろう。


「もーこれ走っても遅刻でしょ」


りんは笑いながらそういうけど

私にとっては大事なんだから!

でも、、諦めよう。

あと2分で着けるわけないし。


「だね」






ガラガラ


「おはよー!」

「おーっ、女帝やっと来た!」

「木下きたー」


遅刻したらいつもこうやって言われるんだよね。

もーそんなに言わなくても良いから早く黙ってよ!

てか、なによ女帝って!

毎回毎回そうなんだからっ!


って思いながら辺りを見渡しながら席に着く瞬間


「、、っ?!」


毎回好きな人と目が合ってしまうから遅刻する朝は緊張の朝って自分は思ってる。
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