君のいない場所で私はどうしてると思う?


ガチャン


「ただいまーーー」

「お帰り」

「相変わらず疲れてる顔」

「うっさいな」

「ご飯できたら呼ぶから二階に行きたいなら行ってなさい」

「はいはい」


わたしは反抗期だからすぐに二階に行く。

それが習慣付いてるからお母さんも分かってるみたい。

母親ってすごいな。

子どものこと分かるべきところはちゃんと分かってくれてるから





「はぁ~~つかれた。」


いつものようにベッドに倒れて一日の疲れをベッドに預ける。

そしてまた明日の朝起きると同時に戻ってくる。


するとケータイにLINEの着信音が鳴る。


「わっ、、!」


わたしは最近斎藤が好きすぎて返信が返ってくるだけで嬉しくて
叫びそうになる。



そうだ、今日好きな人聞くんだっけ。。

なんて言えば良いんだろう。


「んーーー、どうしよ。」


結果、送ったのは

“話変わるけど、斎藤って好きな人いるの?”

だった。


斎藤とはLINE追加してから結構喋ってる。

LINEは唯一斎藤と話せる場だから。

私は別に直接喋っても良いけどあっちが無理だからな。

けど、今日はじめて話しかけてくれたから嬉しかったけどびっくりしたな。


すると、また10分後に返ってくる。


『いない!』

『ほんとに?』

『ほんと!』

『ほんとのほんとのほんとに?』

『斎藤弘大がスタンプを送信しました。』


結果最後に返ってくるのはスタンプ。

スタンプは一番返信の言葉に困るもの。

けどあっちがスタンプを送ってくるタイミングは分かってきてるから
もうスタンプを送ってるのは当たり前のよう。
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