俺のこと好きでしょ?-六花の恋-【完】
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結局、総真くんのお仕事が終わるまでカフェにいた。
店員さんは裏口から出るそうで、お店を出て総真くんを待った。
「ごめんね、待たせちゃって」
はー……お仕事お疲れさまな総真くんも凛々しい……。
「ううん。お疲れさま」
「じゃ、行こうか」
「総真さん!」
声を張り上げた唯浜を、私はギッと睨んだ。
今度は何を吹っかけて来る気だ――
「これ、俺の分です」
「論くん? いいのに……」
「さすがに今日初対面の俺が、司や藤沢みたいに御馳走になってしまうのは俺的にゆるせないで。あと俺の連絡先です! では!」
手にしていたものを総真くんに押し付けると、唯浜は走って去っていった。
……さすが唯浜だ! 行動力がある! 私も見習うべきかな……。
結局、総真くんのお仕事が終わるまでカフェにいた。
店員さんは裏口から出るそうで、お店を出て総真くんを待った。
「ごめんね、待たせちゃって」
はー……お仕事お疲れさまな総真くんも凛々しい……。
「ううん。お疲れさま」
「じゃ、行こうか」
「総真さん!」
声を張り上げた唯浜を、私はギッと睨んだ。
今度は何を吹っかけて来る気だ――
「これ、俺の分です」
「論くん? いいのに……」
「さすがに今日初対面の俺が、司や藤沢みたいに御馳走になってしまうのは俺的にゆるせないで。あと俺の連絡先です! では!」
手にしていたものを総真くんに押し付けると、唯浜は走って去っていった。
……さすが唯浜だ! 行動力がある! 私も見習うべきかな……。