俺のこと好きでしょ?-六花の恋-【完】

な、何故か僕が恥ずかしい……。

咲雪さんは軽く腕を組んで、難しい顔をした。

「羽咲、中学にあがったくらいから痛みが来るようになってね。重いときは歩くこともできなくて……」

あ、歩くことも出来ない⁉

「そんなに重症なんですか⁉ 痛み止め! いや病院⁉」

「落ち着いて総真。羽咲の年齢でも使える痛み止めはもう飲んでるから、あとは寝てるしかないんだ。朝から調子悪かったんだけど、今日はテストの最終日だからどうしても行くんだって聞かなくて……。さすがに午後の部活には出ないで、私が迎えに行ったんだけど……」

はあ……とため息をつく咲雪さん。

うー、なんでそんな大変なときに無理して……あ。

「さ、咲雪さん! うーに謝らせてくださいっ!」

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