俺のこと好きでしょ?-六花の恋-【完】

突拍子もない発想だとは自分でも思う。

でも、それくらいのことがあれば、口に出来ない理由も納得がいく。

と言うか、そのくらいの―――――

「羽咲ちゃん固まったね」

「まーた考え込んでんだろ。気にしなくていい」

「はわっ!」

「羽咲ちゃん?」

「今度はなんだ」

「め、メッセージ、送っちゃった……」

ぐるぐる頭の中で考えているうちに、指が送信を押していた。

さ、最終確認してから送ろうと思ってたのに……っ。

「既読は?」

「……まだつかない」

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