俺のこと好きでしょ?-六花の恋-【完】

「ごめん、ちょっと……いやかなり凹むことあって気にしてなかった……」

「まあ、風邪治ったんならいいけど。羽咲ちゃんも相当心配してるだろ? メッセージくらい来てるんじゃないか?」

ぎくっ! ………。

「…………」

「総真?」

うーが僕のこと、気にしてるわけないよね……? 

だってあれ、確定的に僕が何かして、うーに嫌われたとか幻滅されたとかだよ……。

というか僕は本当に何をしたんだ……? 

卑猥なことか? 死ねよ自分。極刑だ極刑!

「玲、自分を殺すにはどうしたらいいかな……」

「はあっ? なんだよ急に。自殺志願じゃあるまいし」

「自殺なんかで許されるか! 処罰されなければ!」

それまで机にくっつけていた顔をあげて玲に怒鳴ると、玲はびくっとした後、長くため息をついた。

「はあ――――――……。どーせ羽咲ちゃん絡みだろ」

「うん」

「お前、羽咲ちゃん絡むと突然理性なくすもんな」

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