俺のこと好きでしょ?-六花の恋-【完】
そこまで歓迎してくれていたんですか⁉
じゃあ僕は、うーの彼氏として、晃さんと咲雪さんに認めてもらっているということでいいんだろうか……。
ぐるっと、司家のみんなを見回す。
目が合った由羽が、口の端でふっと笑った。
……うん、いいみたいだ。
「あのっ。末永く、よろしくお願いしますっ」
僕がまた頭を下げると、晃さんから「うん」と声があった。
「こちらこそ、かなり破天荒な娘だけど、頼むよ」
「はいっ」
晃さんの言葉を受けて、隣のうーと顔を合わせる。
よかった……うーの言った通り、反対なんてされなかった。
うーのくしゃっとした笑顔に、なんか泣きそうになった。
「よし! お祝いしよう!」
咲雪さんが、ぐっとこぶしを握って立ち上がった。
「総真、美結ちゃんと碓氷くんは今日帰り遅いかな?」
「特にそういうことは聞いてないです。いつも通り――がない人たちなんでなんとも言えないですけど……」
「ん。じゃあ美結ちゃんに連絡とってみるね。なゆと景も呼んじゃお」
「景に連絡する」
「え、あの――」
話がドンドコ進んでいくから、僕がストップをかけようとすると、咲雪さんが僕を見てにっこり笑った。