俺のこと好きでしょ?-六花の恋-【完】
その画面を見て、にやけるしかない。
可愛い。うーが可愛すぎる。いや、もう僕のうーだと言っていいのか? 僕のうーが可愛すぎて僕はそのうち心臓を止めるかもしれない。いや、生きるけど。うーを悲しませることを僕がするわけがない。
……だめだ。やっぱり声が聞きたい。
うーからの返信は、時間を見ると一分前。
めちゃくちゃ浮かれているのは否定しようがない。
『はい。総真くん?』
「もしもし、うー。今大丈夫?」
『うん。寝る準備してたとこだから大丈夫だよ』
うーの声はほこほことしていて、癒される。
にこにこしているうーが脳裏に浮かぶ。
「いきなり宴になっちゃったから、うーと二人きりの時間取れなくてごめん」
『ううん。言いだしたのお母さんだし。お付き合いすること、うちの両親に話してくれてありがとう』
「ちゃんと許可もらっておきたかったから。うー、改めまして、これからよろしくお願いします」
『こちらこそです。……ありがとう。総真くん』
「俺の方こそ、ありがとう」
お互い少し沈黙がおりて、僕の方から、「じゃあ、また」と切りだした。