俺のこと好きでしょ?-六花の恋-【完】
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「お父さんもお母さんも笑ってるんだよ? ひどくない⁉」
「悪い悪い、羽咲。総真なら何かやらかすと思ってはいたけど、あそこまでぶちかますとは思ってなくて……っくくく」
「まだお父さん笑ってるし! お兄ちゃんも何か言ってよー!」
「んー、よかったんじゃないか? 総真の彼女って早めに知られて。変なバレ方するよりはマシだろう」
「う……それは……そうなの、かな?」
一応今日のところだけど、呼び出しとかはなかった……。
生徒会室に連行されたらしい総真くんから、すぐにメッセージがあった。
遅くなるといけないから今日は先に帰っていて、って。
で、電車通学の彩加ちゃんと、途中まで一緒に帰ってきて、今はうちでのお夕飯。
お父さんはいまだに堂々と笑ってるし、お母さんもたまに顔をそらして肩を震わせている……。
「総真も浮かれてんだろ。しばらくは玲の心配した方がいい」
「同意」
総真くんなあ、ちょいちょい玲くんに迷惑かけていると言うか、巻き込んでるからなあ。変わらなさすぎですなあ。
「まあよかったんじゃねえの? 念願だったわけだし」
「お父さんもお母さんも笑ってるんだよ? ひどくない⁉」
「悪い悪い、羽咲。総真なら何かやらかすと思ってはいたけど、あそこまでぶちかますとは思ってなくて……っくくく」
「まだお父さん笑ってるし! お兄ちゃんも何か言ってよー!」
「んー、よかったんじゃないか? 総真の彼女って早めに知られて。変なバレ方するよりはマシだろう」
「う……それは……そうなの、かな?」
一応今日のところだけど、呼び出しとかはなかった……。
生徒会室に連行されたらしい総真くんから、すぐにメッセージがあった。
遅くなるといけないから今日は先に帰っていて、って。
で、電車通学の彩加ちゃんと、途中まで一緒に帰ってきて、今はうちでのお夕飯。
お父さんはいまだに堂々と笑ってるし、お母さんもたまに顔をそらして肩を震わせている……。
「総真も浮かれてんだろ。しばらくは玲の心配した方がいい」
「同意」
総真くんなあ、ちょいちょい玲くんに迷惑かけていると言うか、巻き込んでるからなあ。変わらなさすぎですなあ。
「まあよかったんじゃねえの? 念願だったわけだし」