俺のこと好きでしょ?-六花の恋-【完】
そう言うお兄ちゃんに、力強く肯いておいた。
そうですよ。念願かなったわけですよ。存分に高校生活を楽しまないと!
寝る前の勉強をしていると、スマホが鳴った。メッセージだ。
……総真くんだ! 少し眠くなっていた目が一気に覚める。
お付き合いはじめて二年になるけど、総真くん大好きにブレーキは全然かからない。
内容は、明日一緒に学校行こう、というものだった。
即答で肯きますよね。
返事をして、勉強道具をしまって、ぼふんとベッドにダイブする。
えへへー、そっかー、一緒に登校とかできるんだー、にへらー。
と、にやにやしながら就寝しました。
総真くんの入学式の爆弾発言でたぶんこの先、つらいこともあるんだろうな、とは思いながらも……それも含めて、私はこの場所を望んだんだ。
総真くんをすきでいることだけは、やめたくなくて。