俺のこと好きでしょ?-六花の恋-【完】
けれど、僕が先にお湯をいただいている間にもうーと由羽の間ではひと悶着あったみたいだ。
何故かうーが最後というところで落ち着いたらしい。
そして今度は……
「お兄ちゃん、総真くんと二人っきりになったらヘンなことするでしょ!」
「しねーよ! ホント発想が変態だなお前は!」
僕がどこで寝るか論争、らしい。……なんか僕、司家にすごい面倒かけてしかいないよな……? 改めてお詫びしよう……。
友達の家に来ているんだから俺の部屋に布団敷けばいいだろ、と由羽が言ったら、うーが謎の反論をしたんだ。由羽の部屋はダメなのか……。
「あのー、俺前みたいに和室借りて一人でも……」
「総真、和室は鍵がかからないよ?」
僕が言うと、咲雪さんに心配そうな顔で返された。