俺のこと好きでしょ?-六花の恋-【完】
「驚いたけど……それより心配するって。本当に大丈夫? ペンケースの中身」
「俺の手を心配してくれてたんじゃねえの?」
一気に平坦な目になった唯浜。
「生きてるみたいだから大丈夫かなー、と」
勝手に殺すな、って言ってたし。
「……俺も行く」
「へ? ……総真くんに喧嘩売る気?」
「一度間近で見てみたいだけ」
と、何故か唯浜が一緒になった。
唯浜、この前総真くんに難癖つけていたから、てっきり悪態をつくために会おうとしているのかと思ったんだけど……。
そういえば総真くんから、図書館の前で待っていて、って言われていたんだ。
席とっておかなくていいのかな? ……なんて思っていたら、スマホにメッセージが届いた。