みだらなキミと、密室で。
不機嫌な先輩
「1日でそんなことが……ちょっと待って情報量多すぎて処理に時間がかかってる」
週末明け翌日のお昼休み。
お昼ご飯を食べながら昨日起こったことを話すと、依茉ちゃんは頭を抱えだした。
昨日、遥琉とのパシリ契約は解消したので、今日は依茉ちゃんと楽しいお昼休みを過ごすことができている。
よく考えたら、依茉ちゃんママに毎日私の分のお弁当を作ってもらうのはさすがに申し訳なさすぎるし、
私だって遥琉に弁当を作ってあげる余裕なんてないわけで。
結果的にも気持ち的にもこうしてよかったんだと思う。
「でも、本当によかったの?まだ真相聞き出せていないんでしょ?」
「うん。でも今は、そういう話こそちゃんと向き合って聞くべきなのかなって。遥琉の気持ちがどうであろうと、こんな中途半端な関係のまま聞き出すのは違うっていうか、私の気持ち的になんかムズムズしちゃって」