みだらなキミと、密室で。
幼なじみらしいやりとりをしながらも、ちゃんと恋人みたいな雰囲気にも慣れて、
まぁその……順調、だと思う。
夏休み、なんだかんだあっという間に終わっちゃうな。
先週は依茉ちゃんとオタク関連のイベントに行ったり、いろいろ楽しんだけど。
その分、遥琉とはこうやって相手の家を行き来して過ごすことしかしてないかも。
新しく無事にバイトを始めた遥琉が、バイトに慣れるまではあんまり予定詰めるのもよくないかと思って。
いや、それでも私はなんだかんだ楽しいんだけどね。
それに、遥琉、仕事覚えるのめっちゃ早いし、人と話すのも得意だし。
私が心配することなんてないもなさそう。
夏休み、恋人らしいこと、か。
しかも遥琉も誕生日だもんね。
何かプレゼント……。
同じ日に生まれたって、改めて考えるとじわじわと運命的な何かを感じでドキドキする。
小さい頃は、あんまり考えたことなかったな。
考えてみたら、私と遥琉でプレゼント交換とかしたことないし。
まだ遊んでいた頃は、遥琉の家族と一緒に出かけて、私と遥琉同時にお祝いしてもらう、って感じだった。
今の男の子ってなにがいいんだ……。
高校生になった遥琉ってなにに興味あるんだろう。
全然わからないから聞いたのに、本人あの態度だし。
なんだよ、下着って。
しかも自分のじゃなくて私の!
わけがわからん。