140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空
「ここはセンタニ湖といって、大きな湖なんだ。この西端のヤコンデというところが途中の合流場所だ。その前にでも誰か会えると心強いが…」
「そうなんだ」
「まあ、遅くとも2、3日中に辿り着けなきゃ、死んだものと思われるだろうな」
「死ん…そんな」
「未来ではそうそう死なんか?」
「事故とか事件は時々あるけど…戦争はないから…」
「そうか、戦争がないのか。いいな。もう戦争は御免だ。…ここへ来るまでにも沢山死んだからな」
「…………」