140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

信じられないことに、昇さんがまた短刀を抜いて、あたしに迫ってきた。

敵の慰みものになるくらいならいっそ死ねってこと!?

冗談でしょ?



「やめ…っ」



さっきまであんなに優しくて、もう普通に打ち解けてたと思った昇さんが、あたしの髪をわしづかみにして強く引っ張り上げた。



助けて…!
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