140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空
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「いってきます」

「いってらっしゃーい。気を付けてね」

「わかってるってば」


玄関を出て、自転車のカゴにバッグを放り込み、走り出す。

ハンドルにぶら下がるヘルメットが邪魔でしょうがない。

校則だから、邪魔だけど被らなきゃ校門をくぐれない。

真面目かよ!っていうね。

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