140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

「あー、おいしかった。おかわりしてもいい?」

「また明日な」


えー、これだけかぁ…

正直、全然足らないけど、分けてもらって文句は言えない。


「さ、行くぞ」

「あ、うん」


手際よくリュックに毛布や何やらを括りなおして歩き出す昇さんのあとを追う。

雑草が足に絡みついて歩きづらい。

素足の部分に当たって痛痒い。


はぁ、サイアク。

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