140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

真っ平に見えてそうでもない土の上を、蒸し暑さの中マリンシューズで何時間も歩き続けるのは、思っていた以上に疲れる。

乾パンだけじゃスタミナがもたないのもあると思う。


水も昇さんが昨日沸かしたものをもう飲み切ってしまって、トイレに困るかもと心配したのにまるで出る気配がない。

きっと汗で、みんな出てしまったんだ。


これって熱中症になるんじゃない?もうなってるかも?という状態で、歩き続けている。


息をして、足を前に出し続けるだけなのに、それが困難になっているとわかる。
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