140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空
懐かしそうに目を細めて話す昇さんを見ていたら、つい、からかうように茶化して訊いてしまった。
訊きたい、でも聞きたくない、そんな質問なのに。
「どうかな?今にして思えばそんなような気もしないでもないけどな。でも、やっぱり妹だな」
「そ、か。元気にしてるといいね」
「そうだなぁ。皆、達者にしてるといいが…本土もあちこちやられてると聞くからなぁ」
「…………」