140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空
蓋をあけたら、魚と味噌で炊けたご飯のいい匂いが一気に立ち上った。
お昼が乾パンちょこっとだけだったから、たったこれだけでもすごいご馳走に感じる。
昇さんが蓋によそってくれた。
「ありがとう!いただきます」
「まだ蓋も熱いから気を付けろよ」
「ほんとだ、でも持てるから大丈夫」
「汁も漬物もなくて悪いな」
「未来の若者は汁とか漬物あんまり食べないから問題ナシ!」
「そうなのか?じゃあどんなものを食ってるんだ」