140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空
**

……

足がムズムズする…

腕もこそばゆい…


ほとんど無意識にその場所を手で払って、最初は気のせいだと思っていた。

でもやっぱり違和感は拭えなくて。

ついには、それが顔の上で起きた時、肌を伝う感覚と払った手に答えを確信してしまった。


「きゃぁっ!」

「どうした?」


あたしの声で昇さんがガバっと起きて、険しい顔を向ける。

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