140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

吐き気は収まったけど、体がぶるぶると震えだして、涙が止まらない。


自分の歯がカチカチと鳴る音を聞きながら、骸骨がカタカタと笑うのが頭に浮かんで、また恐ろしくなった。


死ぬんだ。

人は、死ぬ。


ここにいたらあたしもきっとあんな風に…


そう考えたら、怖くて怖くてしかたがなくなって。

あたしはその場でへたり込んでしまった。

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