140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

そんなあたしに、なおも冷酷に昇さんが言い放った。


「選べ弥生。ここで弥生として死ぬか、この軍服で生男として俺と生きるか。ふたつにひとつだ」

「…っく、ひっく……」


答えられるわけ、ない。

どっちも無理だよ。


死にたくなんかないし、そんなの着たくない。


「ひっく…帰れないくらいなら、もう、死んだって、っく、いいよ……」

「弥生!」

「痛っ」

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