140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空
浮ついた気持ちで昇さんを意識して、そのドキドキでごまかしてきたけど、あたしはずっとこの時代のこの場所でアウェイで、頼れる人が昇さんしかいなくて。
なのにその昇さんがこんな…、亡くなった人の衣服を剥ぎ取って平気な顔をしてるなんて、なんだか知らない人になってしまったみたいで。
でもそうじゃなかった。
こんな得体のしれないあたしの話を信じてくれて、さっきだってこの人にすごく長いこと手を合わせてた。
あたしのために衣服を取り上げることを、詫びていたんだ…
全ては突然現れたあたしのため…