140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空
「はぁ?玲奈、眼科行くべきだよ、今すぐ、なう、今」
「今すぐ強調しすぎ。そぉかなぁ。1年の時同じクラスだったんだけど、あんなじゃなかったよ」
「あたし毎日見てるけどずっとあんなんだし、全然カッコ良くないでしょ、良く言って普通」
「やよ、パッチリ二重とか目立つ顔好きだもんね、吉澤良とかさ」
「単に好みの問題だけじゃないと思うけど。なんか織田信長みたいじゃん」
ぶーっ!と、玲奈がご飯を吹き出した。
汚い、だけどそれすらも可愛い。
なにこの可愛い生き物。
「もーぅ、やめてよー、お弁当食べてるときにそれとか、あははっ、はーお腹痛い! きゃははっ!」