140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

夕日が沈んで少しずつ暗くなり始めたジャングルに天幕を張るのは、いまはあたしの仕事だ。

人間、やればできるもんだな、と思った。

テントなんて張ったことなかったけど、3日でだいぶ手際も良くなってきた。

その間に昇さんが火をおこすの。

だけど今日もスコールのせいでジメジメしていて、上手くいかないみたい。

昨日もダメだった。


雨が降れば汗は流せるし喉を潤すこともできる。

とはいっても服が乾かないと体が冷えてくるし、今みたいに火がつかなくてご飯が炊けない。

やっぱり雨は困りものだよ。

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