140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空
乾パンは昨日までで終わってしまった。
缶詰もない。
つまり、今日はご飯を炊けなければ食事抜きってことだ。
今までのあたしなら、一晩くらい夕食抜きでも別に構わないとか言ってたと思う。
でも、毎食が乾パン3個とか、そんな極端なダイエットみたいな状態。
木の根っこ近くに生えてるキノコが美味しそうにみえるくらい、ずっとお腹が空いてる。
だから1食抜きなんて、ちょっと考えたくない事態。
昇さん、頑張って!
「くそっ、今日もダメか…」
昇さんが、がっくりと肩を落とす。
はぁー、ご飯抜きだ…