140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

めっちゃツボってる。

まっすぐ机に入っていた足を横にだして、前屈みになって膝を叩いて笑っている。

可愛いのに、動きがオバチャンくさいのがいい。


ギャップというか、安心感?

そういうところ、一緒にいてすごく楽しい。


「織田!信長!似てるかも!似てるかもだけど!ぷぷぷっ、でもそれ割とイケメンなんじゃないの」

「なんでよ、こーんな顔じゃん」

「きゃはははっ!やだー」


あたしは両目の端を指で引っ張って、細目を作ってみせた。

玲奈が更に体をよじって笑う。

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