140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

「……泣いてたのか」

「泣いてなんっ、か」

「ほら、やっぱり泣いてた」


強がりを言ってみたけど、思いっきりしゃくりあげてしまった。


そしたら。


ポンポン。


昇さんの手が、あたしの頭を優しく叩いた。

手、おっきい…

その手のぬくもりに、また涙が溢れだす。


え…

えっと…

これってどういう…?

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