140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

隣に座った昇さんが、あたしの頭に乗せた手をぐっと自分の方に引き寄せた。

あたし、今、昇さんの肩にもたれかかってる……


揺れ揺れの感情がまとまらないままそんなことをされて、固まるあたしに昇さんが呟くように言った。


「辛いよな、こんな生活」

「……」

「戻りたいよな、元の時代…」

「……」

「大事なやつがいるんだよな……」

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