140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

だけど実際に攻撃されてみてわかった。

これが、紛れもなく戦争だってこと。

そして、あたしにとって逃れようのない現実だってこと。


とにかく。

ヤコンデにつけば補給もできて一安心と考えてた昨日までと、それが断たれた今日では、状況や認識が変わってしまったのを感じた。


最初から元いた時代とは比べ物にならない原始時代みたいな生活だったけど、数日を乗り切れば軍に頼れるからなんとかなる、なんて甘い考えがどこかにあった。

次の合流地点ゲニムにだって、間に合うかわからない。

だからあたしたちは、もうすべてを自分たちでなんとかするしかない。
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