140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空
パキっ。

ガサガサっ。


えっ?

何? 敵なの?


体調に気を取られていて、こんな時間だということもあって周囲を全く警戒していなかったあたしたちの後ろから、急に人が現れた。

昇さんは瞬時に刀を抜いて、同時にあたしをかばうようにしながら振り向いた。

あたしはその陰に隠れるしかできなかった。

だけど。

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