140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空
阿久津さんは声が大きくて豪快。
体も大きくて毛むくじゃらで、元の時代だったらちょっと怖くて近寄りがたいタイプ。
だけど気さくで明るくて、年下で格下のあたしにもすごく優しい。
面倒見がいい、体育会系の先輩って感じ。
山根さんはクールで、向井さんは食いしん坊でかわいい感じ。
「阿久津は熊みてえだからな」
「なんだと山根ぇ、もっぺん言っでみろ!」
「ははは、間違いないな」
「松田まで言うが!わはは。しっかし、こう雨が続がれちゃ敵さんも飛べねえが俺らも歩げねえな」
「まったくだ」