140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

でも、それくらい毎日へとへとってことで。

今日も本当はそろそろきっつい。

だけど昇さんと2人だった時みたいには休めない。

昇さんも気にかけてはくれてるけど、あたし都合で休憩を挟みすぎると、男じゃないことがバレてしまうかもしれないから。

とりあえず、今は向井さんを気遣う感じで少しペースダウン気味みたいだけど…


「お、少し予定より早いが、窟がある。今夜はここで休もうか」

「んだな、そうすんべ」

「窟はありがてえなぁ」

「すまねえっす」


洞窟なら、お米が炊けるかな…
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