140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

「……女なんだ。古賀、弥生という」

「お、女ぁ!?」


阿久津さんが、目を白黒させてあたしを見る。

山根さんと向井さんは驚きのあまりぽかんとしていた。

昇さんが続ける。


「こいつは、何故だか理由はわからないが、2020年の未来から飛ばされてきたんだ」

「ちょっど待っでくれよ松田ぁ!んな話信じられん」

「嘘だろおい…」

「嘘じゃない。俺も最初は信じられなかったが本当の事だ」

「証拠は?そんな馬鹿みでえな話、証拠もなしに信じられっが」
< 234 / 481 >

この作品をシェア

pagetop