140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空
「……女なんだ。古賀、弥生という」
「お、女ぁ!?」
阿久津さんが、目を白黒させてあたしを見る。
山根さんと向井さんは驚きのあまりぽかんとしていた。
昇さんが続ける。
「こいつは、何故だか理由はわからないが、2020年の未来から飛ばされてきたんだ」
「ちょっど待っでくれよ松田ぁ!んな話信じられん」
「嘘だろおい…」
「嘘じゃない。俺も最初は信じられなかったが本当の事だ」
「証拠は?そんな馬鹿みでえな話、証拠もなしに信じられっが」