140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

分かってる。

平和がイチバン。

安定こそ幸せ。



でも……、じゃあどうしてフィクションの世界はあんなにキラキラ輝いてるんだろうって、思ってしまう。


そんなことを考えながら、あたしはチョイ焦げたから揚げの衣を剥くのがめんどくさくなって、お弁当箱のフタを閉じた。
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