140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空
流れに逆らわず、むしろ少し流されるようにして斜めに進む。
一番体力を消耗しない渡り方なんだって。
だけど流れてくる障害物が当たりそうになるから、のんびり流されてるわけにはいかない。
みんなは?
「あっ、筏が!」
山根さんの筏に木の葉や小枝が引っかかって、それがどんどん溜まっていた。
そのせいで流れをもろに受けて筏がどんどん先に行こうとするのを、山根さんが必死に引っ張って止めている。