140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

あたしなんかよりよっぽど付き合いが長くて、この戦争を生き抜いてきた絆で繋がってる昇さんや阿久津さんが、どんな気持ちでこのことを向井さんに告げているのかを思ったら、意見した自分の浅はかさが恥ずかしくて、腹が立った。



なんとかして出発までに歩けるように……

そんなことを考えてはみても、薬どころか体力を回復させる食べ物もない。


どうしたら…


「ああ、母ちゃん…なんかあったんけ?そんな浮かない顔して」

「え?」

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