140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

「ダメだよ!明日、一緒に歩くんだよ!向井さん!」

「なぁ弥生…ちゃん、頼みがあるん、ら…」

「え?何?」

「もし未来に戻ったら…俺の家族が生きてたら…ごめんって伝えてほしい…んら」

「何言ってんの?自分で謝んなよ!それにお母さん、なんでもお見通しなんでしょ?きっとお兄さんの為に志願兵になったことだって、お見通しだよ!」

「そ、っかぁ…そう、らなぁ…………」
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