140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

また、熱が上がってるのかも。

そう思って額に手を当ててみた。


熱っつ!


でもこの熱と震えなのに、山根さんは汗ひとつかいてない。

というか、水分足りてないんじゃ…


「山根さん、水。お水飲んで」

「い、嫌だ、寒い、寒いよ、身体じゅうが痛いよ…」


あたしの知ってる病気でいったら、インフルエンザみたいな感じだ。
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