140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

「うわーっはっはっはっ!!」


病人とは思えないほどの声と動きで、どうやら敵と戦ってる?みたい。


「あああ!来るな!来るなぁ!」

「山根さん…」

「うわあぁぁ!」


え?

様子が変わった。

今度は目の前を手で必死に振り払っている。

さっきまでの猛々しさはなくって、まるで怯えた子供みたい。
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