140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

何もできない上に、山根さんの声が大きくて、不安になる。

こんな大声、敵がいたら聞こえちゃう…!


「はあ…はあ……み、ず…」

「あっ、は、はいお水!」


のたうち回っていた山根さんが、ようやく静まってお水が欲しいと言った。


口からなにか摂るっていうのをしなくなっていたから、よかった。

ホッと胸を撫でおろす。

どうかこのまま、回復に向かって…!
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