140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

地震?
ううん、違う、あたしだ。

あたしが揺れてる。


だめ、どうしよう、立っていられないよ!


嫌だ、フラフラぐにゃぐにゃで気持ち悪い、何これ!?


視界が歪んで、周りの音が遠ざかって、少し先にいた玲奈が駆け寄ってくるのが見えて…



それを最後に、あたしの景色はただの真っ暗闇になった。
< 32 / 481 >

この作品をシェア

pagetop