140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

この刀、そうか。

昇さんのと同じだ。

阿久津さんと山根さんのは、日本刀って感じで長くて、これは長めの包丁くらい。

これならあたしでも持てる。


「できるだけ多く持ち帰ってやりたいし着替えとしても重宝すると思うが…」

「本当は骨を持っで帰ってやりでえけどなぁ」


向井さんの時は装備品を4人で持てたけど、ここからは3人だ。

あたしはボタン、阿久津さんは刀と天幕、それから、昇さんは靴紐をほどいて持った。
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