140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空

腕ぐらいの太い茎にぐるりと房がついて、それが4段くらい。

ぐるりじゃなくて、らせん?

ううん、互い違いになって重なってるのかも。


とにかく、3人でも食べきれるかわからないくらいの量がある。

天幕の中が、あっという間にバナナの香りでいっぱいになった。


「しっかり食っで、河を渡っだらゲニムだ」

「うん」
< 329 / 481 >

この作品をシェア

pagetop