140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空
「弥生、進めるか?」
「う…、ん、頑張る…っ」
「慎重になぁ!」
なんとか中ほどまで進んだあたりに中州みたいなところがあった。
「そこで一旦休もう」
昇さんの指示で中州に上がったあたしたちは、激流の中でしばしの休息をとることにした。
体がガチガチにこわばって、すごい筋肉痛の前触れみたいになっている。
ふんばれ、弥生。
「あど5mってとこが」
「そうだな」
「あんまり休むと却って疲労が溜まる。そろそろ行くぞ」
「うん」