140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空
それにしても、なんだか遠くで騒がしい音がする。
工事現場なんか近くにあったかな…?
地響きがものすごい。
サイレンみたいな音もする。
もしかして、あたしのせいで救急車来ちゃってる?
うわ…恥ずかしいんですけど。
校外授業で倒れて運ばれたとか、恥ずかしすぎる!
目を開けて、起きあがらなきゃ!
焦ったあたしは、戻りかけの意識を一気にフル充電モードにして、手の平にぎゅっと力を入れて砂を握った。
え?
砂?