140度の彼方で、きみとあの日 見上げた星空
夢じゃなかった!
それだけで、胸が高鳴る。
行っていたんだ、あたし。
確かに、あの時代の、あの場所に。
思い出したくないような出来事ばかりだけど、ただひとつ。
昇さんと過ごした時間が夢じゃなかった、ただそのことが。
本当に本当に嬉しい。
「先生呼んできます!」
「あっ、待って!今日、何月何日ですか!?」
「5月7日ですよ、2週間近く眠ってたんですよ、古賀さん」